Eva Yerbabuena - cuentos de Azucar  フラメンコ備忘録

22/3/19 東京国際フォーラムホールC

里アンナ

パコ・ハラーナ

アルフレード・デハーダ/ミゲル・オルテガ

アントニオ・コロネル/ラファエル・エレディア/前田剛史

フェルナンド・ヒメネス

Cuantos de Azucar
eva jerbavbuena
開演ブザーはならない。かすかに風の音が聞こえる。ホールのすき間風、のはずがない。照明が少しづつ落ちてゆく。風の音が少しだけハッキリとしてくる。静かにはじまる。下手にエバがいる。後ろに誰かいる。黒子のようだ。エバの腕が舞う。え、手が大きい。後ろの男性の手だ。肩から先は男性の腕。エバの両手は後ろにやられている。エバは、自分の腕かのように、肩で胴体で踊る。舞台ははじまった。
里さんの奄美の歌。エバの現代的な踊がゆっくりと混ざりあっていく。ゆっくりと。
現代的といってもエバの踊り。イスラエルガルバン?とも感じたが、エバ
奄美の歌は、意味がよくわからない。奄美は、沖縄は伝わってくる。
なんていうのだろう。始まりは現代的?それとも、いにしえ?
舞台は進む。でも、わからない。邦題はそのまま、砂糖の物語。たいことドラムと横笛。そしてカンテとギター、カホン。里さんの姿、そして歌。
古くから、いにしえの古い昔から、大事にしてきたもの、大切にしてきたもの、多くの苦難を乗り超えて、今につないできたもの。
そう感じた。
最後の幕で、幕は一度も落ちていないが。
タンゴが始まり、繋がった。
そして、アレグリアスへ。
最後はエバ1人がステージに残る。