漫画・アニメ

僕は、永井豪原作のマジンガーZデビルマンキューティーハニーなどのアニメを、見てはいけないもの見たさで見ていていた、子どものころがあった。
なにが見てはいけないものなのか、はっきりといえるものはないが、その描写のエッチさは、小学生には刺激が強かったのだろう。ただ単に、あまり見てはいけないものだとの印象がある。

マジンガーZ オリジナル版(1) (講談社漫画文庫)

マジンガーZ オリジナル版(1) (講談社漫画文庫)

今の子どもたちは、もっと見てはいけないものを見ている。いろいろなものを。
さてはて。
昨日、テレビで、学校での不審者対応の訓練の絵が流れていた。子どもたちの学習する教室に、凶悪犯を大人が演じて、ナイフを振り回す。子どもたちは、恐れ、恐怖を感じ、先生の指示の元、教室の外へ逃れる。凶悪犯は、教師に差し押さえられる。
凶悪犯が、先生の果敢な行動で取り押さえられるのには、悪いことだと考えない。しかし、たとえ訓練とは言え、子どもたちをこのように模擬的であれ、恐怖にさらすことはいかがなものなのだろうか。
そもそも、凶悪犯が、いつなんどき、学校に押し入る社会を前提として考えるよりも、より人間的な社会の構築を考えるべきではないだろうか。
大人は、子どもとの付き合いの負担が大変で、子どもの相手を、テレビやゲームや学校に押し付けている。
そもそもの原因は、子育てを担う親にある???
いや、それは違う。大人たちに子育ての余裕を与えない社会にある。社会とは、企業においては社長であり、株主である。