「歩く」
僕は、みちを歩く。はっきりと一本のみちだけが僕のみち。
ほかにはない。
このみちには僕しかいない。
風が吹く。雨が降る。雷も聞こえる。
晴れた日も、もちろんある。
ただ、前へ進む。
決して、あともどりはできない。
でも、休んでもいい。考えてもいい。悩んでもいい。
もちろん、寝てもいい。
たまに、みちに石っころが転がっている。
つまずきもする。蹴っ飛ばすのもいい。
大きな岩が、みちをふさいでいることもある。
よじ登る。休んで、体力つけて、知恵をつけてよじ登る。
岩がある。だから、登る。そして、登り超えて、その先のみちを行く。
そこにしか、みちはない。
前へ歩く。
そこに、喜びがある。
一歩を踏みしめる幸せがある。
by eiei