苗場山

eiei322005-06-24

貝掛温泉での一泊。泊り客は、僕より年配の方がほとんど。見ず知らずの人と挨拶を交わし、話をする。これも旅の楽しみ。一人旅には特に温かい。
(宿には、いたるところに花が)
行く先を和田小屋経由から苗場山へのトレッキングルートとする。昨日も書いたが、トレッキングの用具は何も持ってきていない。そもそも湯治のつもりだったのだから。雨具なし。靴はスニーカー。ジーパン。あるのは、寒いときのためにと持ってきた長袖シャツのみだ。で、行けるとこまでしか行かないと決め行くこととした。和田小屋の少し手前の町営駐車場までは車でいき、そこから苗場山登山道入り口から和田小屋まで20分歩く。途中、仕事風のおじさん2人と一緒になる。仕事だという。何かと聞くと、何でもするのだとか。おじさんたちは、登山道途中から道のない木々と背の高い笹の中へ消えていった\\\
僕は手持ちに、飲料水も食料もない。のどからからで、和田小屋に着く。そこでポカリ2本とチョコを購入。弁当は泊り客用にしかないとのこと。これでも良しとし、長袖シャツに着替えていく。途中一組の年配夫婦とおじさんを追い越し登る。年配夫婦は、貝掛旅館で一緒だった方だ。
残雪がみられ、途中から山道を雪解け水が流れる。
もう、くつもズボンもびちゃびちゃとなる。祓川コースとあったから、ぬれるのは仕方ないか。でも、川はどこにも見えない。写真は、登山をあきらめた場所。追い越したおじさんが追いついてきて、撮ってもらった。おじさんは、ここが2度目だという。昨年初めて来たときは、頂上までいけなかったので、この先、頂上を目指しますと登っていった。
この傾斜の雪渓は、スニーカーじゃ無理。ここまでの途中にもあったが、先が見えないので、ここで断念する。下之坊を随分すぎもう少しで中之坊そして小松原分岐というところまできていたのに。標高はざっと1700m以上。途中山道をはずれ、リフトおりばに、1700mの表示があったから、たしかにそれ以上は登った。(この寄り道で迷子になりそうになった。一本道の寄り道だったのだが、その一本道の帰り道がわからなくなってしまった。登山道出から外れた道だから、案内板も目印のリボンもない。危うかった。)
苗場山頂は2000m以上。何の考えも準備もなくきたのだからこれでいいだろう。
トレッキングにはまりそうだな。大いに汗をかく。天候はガスったり、日が射したり。和田小山で降りてきたころには、日が随分と射してきた。少し焼けたかな。
帰りは、街道の湯で汗を流し、湯沢駅近くの「新橋」でにしんざるそばの食事をとる。
湯沢に来た際には、必ずこの蕎麦屋へは寄る。
一泊では、ほんともったいない旅行であった。もう一泊と思いながら家路へとハンドルを切る。