運命じゃない人

eiei322005-07-19

渋谷のユーロスペースへ、映画「運命じゃない人」を観にいく。http://www.pia.co.jp/pff/unmei/index.html
PFF(ピアフィルムフェスティバル)スカラシップ作品で、監督・脚本は内田けんじ(1972年生まれ)。内容は上記公式サイトを見てもらうとして、気になったせりふをそのまま、引用しよう。

「お前はいまだに人生に期待しちゃってるんだよ。これからも普通に生活していれば、いつか誰かと出会うだろう・・素敵な女の子があらわれるんだろうなってな。漠然と高校生みたいに。」
「いいか?はっきり言っとくぞ、三十すぎたらもう、運命の出会いとか、自然な出会いとか、友達から始まって序じょに惹かれあってラブラブとか、いっさいないからな。もう、クラス替えとか、文化祭とかないんだよ。ずーっとひとりぼっちだぞ、ずーっと。危機感を持ちなさい危機感を」
(女に見捨てられた中学からの同級生を励ます場面での友人のせりふ)

ふーっ。

あっと、映画の感想。ま、よく脚本が書けていて面白いストーリーなのは、○。あくまで楽しむ映画ですね。日本映画の殻は抜け出ていないと思う。昨年のオールドボーイと比べちゃうと面白くない映画。(比べなければ楽しめます。)
ユーロスペースで上映していた他の2作品、「日本国憲法」(http://www.cine.co.jp/kenpo/)、「いつか読書する日」(http://www.eiga-dokusho.com/)がすっごく気になった。観ておこう。