読書

本は読むまいと、ここ1年ほど決め込んでいた。新聞やネットで十分な情報は得られるし、映画で映像を楽しんでいたこともあって、本は遠ざかっていた。なにしろ、読み終わった後、邪魔になるし、新刊の類だと、文章が下手だったり、内容が薄かったりで、価格に見合わないというのもある。それに、これまで、それなりには読んできたのだが、何か残っているのかな?という疑問もある。持ち運ぶのにも重い。
しかしだ、買うまいと決めていたのだが、目に付いた本を一冊買い、さらりと読んでしまった。
「決断力」羽生善治著。
決断力 (角川oneテーマ21)
誰もが知る有名棋士の著である。勝負に際してのことに触れながらも、将棋を知らない人が読んでもわかる内容となっている。一事は万事に通じると、捉えて読める内容であった。
これから、本を少し読もうかと思う。まずは、既に読んだ本を本棚から拾い出して読む。新しい本で新しい発見をするよりも、心に染み入れるように本を読み込んでみたい。そういう本の読み方をしよう。まずは、好きな作家から、大岡信吉本ばななを一冊づつ本棚から引き出した。
読み返して見える世界にも新しい発見がある。
まずは、本を読む時間を作らないといけない。