カディスの赤い星 ギターコンサート

小説家の逢坂剛氏が、愛蔵のギター4本をプロのギタリストに弾いてもらおうという、なんとも豪華なというか、贅沢なコンサート。自分の所有しているギターが、プロのギタリストに弾いてもらえるなんて、とても幸せなこと。
さて、そのギターを弾くゲストは、
フラメンコのベテラン住田政男、フラメンコの若手代表 沖仁、クラシックの村治佳織の3人。

まずは、住田さんが登場し、逢坂氏と話を交えて、2曲ソレアとシギリージャを披露。続いて沖仁さんが登場し、グリママとマエストロ・セラニートを。
第一部の締めは、村治佳織さんがフラメンコ、ではなくクラシック曲アルハンブラの想い出とヘネラリーフェもほとりを。
逢坂氏は、愛蔵のギターが弾かれるとあって至極ご満悦である。
後半は、まず村治佳織さんがいつものギターで、アランフェス協奏曲を。オケのかわりに、加藤昌則さんのピアノ伴奏で、第1楽章から第3楽章まで。
圧巻のいっき弾き。すっごい。
いっきに3楽章まで全部聴けるなんて思ってもみませんでした。

村治さんの次は沖さん。こちらもいつものギターで2曲。石塚たかのりさんのカンテと沖みちこさんのパルマでサンタマナ教会、メルチョールの家を。

最後は、住田さんがトレモロの技を披露しながら2曲。カンテに画家の堀越千秋さんという顔合わせ。

これで、もう、かれこれ3時間近く。もう終わりだろうと思ったら、逢坂さんが堀越さんのカンテで1曲。へぇ〜。
てな、感じで聴かせてくれました。

漸く、お開き。

否、最後の最後に、全員が登場し、沖さん住田さんの演奏で、即興のフラメンコ。パルマの人もかるーく踊って、楽しく終わりました。

なかなか、聞きごたえのあるコンサートで、終わったときは結構感激してました。