夏休み終了
娘を送り届けて、夏休み終了。車中、村上春樹を読む。
村上春樹の小説が好きだ。あつらえた服のように僕になじむ。42になっても読んでいる。ひとつひとつの言葉が、僕に魔法をかけているかのようだ。そう、彼の小説を読んでいるとその世界におもいっきり入りこんでしまうのだ。自分が現実世界から抜け出てしまい、小説の世界に入り込む。この世界は気持ちいい。海辺のカフカでは、甲村図書館がでてくる。このような図書館は知らないが、図書館は嫌いだ。これまで、よく利用したが、今はあまり利用しない。図書館の中で静かに本を読む環境なんてない。しかも、図書館では独りになれない。見知らぬ誰かが隣に座ったり立ったり、、ひそひそ話声が聞こえたり、そんな場所になってしまったので嫌いになった。24、5年前は好きな場所だった。よく勉強しに行った。1日居るのが気持ちよい場所だった。友達も一緒にいた。いつの頃からか、独りが好きになった。と同時に図書館には足を運ばなくなった。でも、人混みや雑踏は好きだ。擦れ違う人を見ていたりするのは面白かったりする。図書館は静かに本を読み勉強するところなのに、今はもうそういうとこではないような気がする。ただ単に本を借りるためだけに利用している。
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