メゾン・ド・ヒミコ

CINEMA RISEで観る。柴崎コウオダギリジョーも好みではない。ゲイにも興味はない。老人ホームにも興味ない。だけど、観る。タイトルに惹かれる。そして、好みではないが覗いてみたい世界というものは、ある。映画館では、あまり笑うものがいない。声に出さずに、笑いながら観る。こういうのは、肩こる。
作品が、笑いを作ろうとしているのに、観ている側がそれに乗らないのはさみしい。笑えばいいのに、と思ってしまう。ストーリー自体は、笑い話なんかではない。ちょいとシリアス。映像や、せりふや、演技が惹きこむものではなく、ストーリーが惹きこむ映画。こういうのはいい。ゲイと言えば、「桃尻娘」なのだが、そのカラーを持ちつつ(明るいゲイ)、内容はまじめ。柴崎コウが写りすぎなのは×。オダギリジョーの演技が渋かった。これはいい。とりあえず、1,800円分満足する。