スプートニク

村上春樹を読み終わる。彼は好きな作家だ。最新刊は、すぐには手を出さない。このスプートニクの恋も1999年刊行されたものだ。手軽に読みたいので、文庫本になってから手をつける。一つ一つの作品が十分楽しめるのですぐに新刊に手を出す必要がない。彼の初期の「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」が好きだ。
スプートニク。あるのはわかるけど手の届かないところにあるもの。決して還ってくることのないもの。そんなものかな。読むのにすごく時間がかかった。難しいからではない。途中で飽きたのだ。「海辺のカフカ」の後に続けて読んだのがいけなかったのかもしれない。初めて、村上作品に飽きたとこの作品で感じた。
悪くはない。それで十分だろう。

スプートニクの恋人

スプートニクの恋人