eiei322006-07-23

写真展を見にいく。アマチュア写真愛好家による展覧会、だと思う。この日のために、いろいろ撮ってきたであろう、写真がきれいに展示されている。なかなか見ごたえのある作品群。人の写真を見るのは、いろいろ勉強になる。本人の力の入れようとそれを伝える写真との落差があったりもするものだ。写真のとても難しいところだ。


写真家は、単に写すものではない。芸術家であり、詩人であって哲学者である。哲学というより伝播者の方がわかりやすいか。時代を映す、時を語る、それが写真。


会場には、白黒写真が多い。印画紙の粗さを上手にだしている写真もある。デジカメでは出ない味が伝わる。最近は撮った写真をプリントするということがない。フィルムカメラなら現像しないと写ったものが確かめなられないから、ポジならスレーブで現像して、確認してからいくつかをプリントする。でも、デジカメではそんな必要がない。すぐに確認できる。写真が手軽になった。そして、一眼レフを使わなくなった。気軽に使えるコンパクトなデジカメが今のメイン。


写真展を見た帰り、ヨドバシでカメラを見る。カメラが好きなのか、写真が好きなのか。この違いは大きい。
ヨドバシで気になったカメラ。EOSの30D。POWERSHOTOのs80。特にS80は、かなり気に入った。買ってしまいそうになるが止める。これに手ぶれ補正がついたら買ってしまうな。28mmの広角からの撮影とマニュアルモードがいい。
一眼レフもいいが、高いし、何よりも、かさばり重い。旅の中心がカメラになってしまうのはちょいと嫌かな。


ま、深く考えずに。


今日の写真は、写真展の会場を2階から白黒で撮ったもの。中と外のコントラストが気にいり写した一枚。外は曇り空なのに、薄暗い中から見ると違って感じる。


あなたはすぐに写真を撮りたがる
あたしは何時も其れを厭がるの
だって写真になっちゃえば、あたしが古くなるじゃない
by林檎  ギブス