メアリー・ステュアート

eiei322007-03-24

2月3日新国立劇場で観劇。

文化庁芸術家在外研修(新進芸術家海外留学制度)の成果とある。???これだけだとなんだかわからない。文化庁のHPを覘くと。。。

1年派遣、2年派遣、3年派遣、特別派遣(80日間)の4種類があり、平成16年度末までに、2,097名を派遣。(昭和42年から平成13年度末までは、「芸術家在外研修」事業として実施。)
 平成17年度より「新進芸術家育成公演等事業」により、研修成果を発表

とある。さらに、

<新進芸術家海外留学制度 これまでの主な派遣者>
絹谷 幸二(美術:洋画 昭和52年度)、佐藤しのぶ(音楽:声楽 昭和59年度)、諏訪内晶子 (音楽:器楽 平成6年度)、森下 洋子(舞踊:バレエ 昭和50年度)、野田 秀樹(演劇:演出 平成4年度)、野村 萬斎(演劇:狂言師 平成6年度)、鴻上 尚史(演劇:演出 平成9年度)、崔 洋一(映画:監督 平成8年度)

だって。

さて、今回は。
作:フリードリッヒ・シラー、演出:古城十忍、
出演:平栗あつみ、田島令子、奥村洋治、小宮孝泰、鈴木弘秋、河内喜一朗他。

男で身を滅ぼしたと言われるスコットランド女王「メアリー・ステュアート」。一生独身を貫くことを宣言し「ヴァージン・クィーン」と呼ばれたイングランド女王「エリザベス1世」。
二人の女王のたった一度の邂逅──。
 舞台は16世紀のイギリス。エリザベス1世の暗殺計画に関与した嫌疑で、今やメアリー・ステュアートは幽閉の身となっている。
メアリーの処刑をエリザベスに急き立てる男たちと、メアリーを救出しようと画策する男たち。政治的駆け引きに翻弄されながら展開する、女同士のプライドを賭けた凄まじいバトル。果たして二人の女王の運命は……?

 当作品『メアリー・ステュアート』は、ピーター・オズワルド氏の新脚本によるもので、2005年8月にロンドンのドンマーウェアハウスで初演されて大好評を博し、ウエスト・エンドに進出した作品です。本邦初演となる『メアリー・ステュアート』にご期待ください。

とある。
メアリー・ステュアートについての勉強は、ネットで。たとえば、このようなHPを見つけました。
http://www.sannoh.co.jp/friend/michiko/year2005/mary/newpage1.html

さて、劇。(今から思い出して書くのでご容赦を)
メアリー・ステュアートを平栗あつみ、エリザベス1世田島令子が演じました。セリフが長く、登場人物が13人もいる。パンフには登場人物の相関図と家系図がついているのだが、おいらにはややっこしい。カトリックプロテスタントという宗教の違いも入ってくる、、、で、な〜んかややっこしい劇かなとも思ったのですが、観ながらなんとなく読めてくるので、無理せず楽しめました。歴史をより知っているとさらに読めたのかもしれませんが。
セリフは、みんな長いです。ほんと、長いです。
演出は、舞台を、その構成を変えずに、登場人物が変るだけで舞台をフォザリンゲイ城にしたりウエストミンスター宮殿にしたりと、観る側に想像させる演出でこれは良かった。ラストのエリザベスのシーンもすごく印象的だった。舞台上に最初からつるされていたギロチンは、メアリーの処刑の時に降りてくるのだろうとてっきりおもってたら、そうではない使われ方をしていた。これも以外。
出演者も熱演し、随分満足した劇だった。

時代劇は、どこの国でも面白いものなんだね。