ステップ!ステップ!ステップ!

ステップ!ステップ!ステップ! [DVD]

ステップ!ステップ!ステップ! [DVD]

ニューヨークシティの公立学校に通う11歳の子どもたちのダンスコンテストのドキュメンタリー映画。コンテストといっても、ダンシング・クラスルームという児童育成プログラムー情操教育ーの一環として行われているもの。
60校、6,000人の児童が参加している。
子どもたちは、中流より下の貧困層の子どもたち。(映画ではそこにスポットが当てられる)。中流以上の子はお金を払って、ダンスもピアノも習うことができる。でも、移民だったり、一人親だったり、いろんな環境、境遇の中でぐれたりなど問題のある子どもたちは、貧困層の子ども。そこに、ダンシング・クラスルームというプログラムを取り入れ、子どもたちによい刺激を与えていく。このルームの参加はフリー(無料)。だから、そんな子どもたちでも参加できる。
コンテストは、メレンゲ、ルンバ、タンゴ、フォックストロット、スウィングダンスの5種類で行われる。各学校は、それぞれの踊りごとに1組選出し5組と補欠の1組を加えた6組で出場する。
9校に絞られた結晶では、金・銀・銅に各3校があてられる。そして金賞の3校から、2つの踊りの組が選ばれ、その踊り以外の踊りを課題として審査され、大賞が1校に与えられるというもの。
コンテストの仕組みより、ダンスを楽しむ子どもたち、そして子どもたちのコメントに刺激を受ける。11歳の子が、麻薬や親の不仲やギャングなどについて話す。決して殺伐としてではなく、しっかりと自分の考えとしてパートナーのことダンスのことなども話す。繰り返しみても面白い。ダンスは、そこそこ。というか、これでいいのだと思う。
これを日本で行ったら、もっと技巧やダンステクニックに重点がおかれるのかな?なんて思う。
こういうプログラムは面白い。