生林檎博 08
林檎博が終わりました。3日続けて聴きに行って、正直正解、良かったな〜と、なんともいえぬ感慨がこみ上げます。
3連チャン、飽きるのかも、なんて不安がありましたが、とんでもない。3日間とも同じセトリで、MCもほとんど一緒(棒読みか?と思うくらい。でも、微妙にニュアンスが違い、そこがまたファン泣かせです。)
3日間、mixiの椎名林檎友の会コミュを楽しみつつ、林檎博に浸りました。グッズは、異常なほどの列なのであきらめ(ストールがほしかった。)、後日林檎班での販売に期待します。
独り言ですが、なぜ椎名林檎なのか?少し語ります。
思いっきり惹き込まれたのは、東京事変のデビュー、群青日和のPVです。人目見たときに、これ誰?すごい!。それが林檎だと知り、あ〜Nステで久米さんと対談してた人、でした。
ソロ当時は、名は知ってましたが、その才能には愚かにも気づきませんでした。
以後、運良く武道館へ。そして、大阪、鎌倉、後楽園へと、なんとかチケを手に入れ観ております。
が、ソロは、初めてです。
さて、セトリはもう初日が終わった直後からあちこちに出てますが、自分の備忘録としてこちらにも。ただ、微妙にあちこちで違ってるので、自信はありませ。
まず、オケピから、チューニングのAが流れます。もう、皆さん総立ちになります。
そして
1「ハツコイ娼女」が流れます。斉藤ネコさんとのアルバム、平成風俗からの曲。もち、オケを振るのはネコさんです。
冒頭は、生声でなくテープのよう。なにせ、ステージ上には誰もいませんから。そして、歌詞が映し出され(幻想的に)、ビジョンに白黒のイメージが、その後、「おいでやす」の文字がゆっくり浮かぶと、ステージに、椅子に座った林檎が、歌い続けます。
歌が終わり、間奏に、ドラム・ギター・ベースが白衣姿でゆるりとポジションにつき、「シドと白昼夢」(無罪モラトリアム)が始まります。
頭に大きな白い鹿のようなオブジェをかぶっているせいか、ほぼ直立での歌です。衣装は、白のように見えて、薄若草色の装いです。
そして、あろうことが3曲目が「ここでキスして」(無罪モラトリアム)。初日は、ほんと、ここで歓声があがりました。
「本能」(勝訴ストリップ)、「ギャンブル」(平成風俗)です。
オケとバンドが絡むと、曲の頭だしのタイミングが難しいと思うんですが、見事です。ネコさん、大きく指揮をしておりました。
ここで、一息、林檎10周年の奇跡、とでも題するのでしょう、スライドショウです。センターとステージサイドのビジョンに映し出されます。
BGMは、オケでの「葬列」。葬列は、武道館の時の一曲目だった曲です。
一息ついたところで、「ギブス」(勝訴ストリップ)!!!!
この曲、大好きなので、もう舞いりました。
しかも、次は、「闇に降る雨」(勝訴ストリップ)。
この辺から、観劇のあまり記憶が飛び始めます。次は「すべりだい」(シングル、「幸福論」)。
ここで、ステージが回ります。ありえません。ドラム、ギター、ベースのセットが乗ったステージが回るなんて!しかも、180度回転して、皆さん後ろ向きのまま続きます。ちょい、笑っちゃいます。
そのまま、林檎だけが正面に回り、浴室が始まります。しかも、これ、スゴ。
林檎、モノホンの包丁を手に歌います。ビジョンには、林檎に刻まれるリンゴが映し出されて、もう、もう、なんと申しましょうか、一挙に深みに引きずりこまれてしまいます。
この辺でもう、記憶の限界がきます。
「錯乱」(平成風俗)で乗ります。そして、この次の曲ではたかれます。
「罪と罰」(勝訴ストリップ)
「歌舞伎町の女王」(無罪モラトリアム)
「ブラックアウト」(大人)このでのレーザー光線の美しいこと。
ここで、もう一杯一杯になりつつあります。
流れてきた声は、息子さんのナレーションによる「母」紹介です。
ファンの間でも、息子さんの話は、触れない、林檎の私生活の部分には触れない、という雰囲気を感じてたのですが、その息子さんがナレーションで登場です。(もち、録音の声のみ。)
ここで、竹内まりやさんがデビューしたとき、林檎が埼玉で誕生しましたと始まります。
「母」紹介が終わると、
「茎」(加爾基 精液 栗ノ花)です。
なんと、ステージで林檎が伏せながら歌います。けど、スポあたりません。そして、緑のレーザーの中、林檎姿に光があたり、消えといった具合なんですが、なんと言いますか、ステージバックのレーザー模様に幻想的な世界をより強くします。
トライアングルの音が聞こえ、一転、兄の椎名純平とともに、「この世のかぎり」(平成風俗)です。
そして、ここで漸くMC。ここまで林檎は唄以外を口にしません。
2日目だけ、冒頭にようこそ、椎名林檎です。くらいを話しましたけど。
林檎が兄を紹介し、そしてこんな曲がいつかは作れたらいいな〜と、「オニオンソング」を兄とともに歌います。
この辺がはっきりしないですが、
「この世の限り」(平成風俗)
「夢のあと」(平成風俗)
「積み木遊び」(無罪モラトリアム)もう、この振り、踊る人は踊ります。この振り、好きですね。
「御祭騒ぎ」(大人)となり、もう終わりまでまっしぐら、乗せてくれます。
「カリソメ乙女」(平成風俗)で締めになります。
ラストは、林檎が、ステージ後方に倒れて、消えます。
アンコール1
まず、林檎が登場し続いてバンドメンバーが現れます。
「正しい街」(無罪モラトリアム)
「幸福論」(無罪モラトリアム)
さらに、アンコール2
彼女の7歳のときの処女作「みかんの皮」
そして、今日のための新曲たぶん「余興」というのでしょうか。
これでお終いです。
うわさだと、3月くらいにDVDになるというのをどこかで観ました。
そうなると、うれしいです。
林檎の世界。堪能いたしました。