フラメンコ

先日の新人公演を思い返す。
バイレの奨励賞は5人がすでに発表されている。今年初出場での受賞者はいなかったような気がする。

新人公演を見ながら、どうしてこうもフラメンコに惹かれるか、考えてしまった。理由は、そこで見たフラメンコにあまり惹かれなかったから。
僕の惹かれるフラメンコは、見てよ見てよと訴えてこない。そこに踊りがあり、見る側を引きずり込んでいく。
その、パワーはすごい。テクニックや、綺麗な踊りとかではなく、踊りに自信の表現を込めているというか、自信のとても崇高なものへの踊りというか、なにかものすごいものを見てしまっていると思わせるような踊り。
それが、フラメンコ。

公演があり、その中で賞があるから、それを目指して踊るのは当然のことだろうし、それが試験かすれば、試験でよい点をとる方法もでてくるのかもしれない。

フラメンコ、新人公演。どういう方向に流れていくのか?
気になってしまう。

出場回数に制限を設けるなど、考えてもよいのではないか。