禁句

誰にでも、何事にも禁句はある。「酔う」は禁句ではないが、「酒」は禁句。酒=エチルアルコール。アルコールで酔わず、どうして酔えるのか。詩に酔う、書に酔う、字に酔う、陶酔する。心地よいものには、何にでも酔う。酔うことで、脳の働きのストッパーみたいなものをはずす。集中しすぎるのとは違う、ここちよい感じ。これが、気持ちいい。人生そのものに酔えると尚いいのだろう。このブログもひとつの酔い。宵でもいい。ま、宵の頃に書いていることもあるか。
脳、「海馬、脳は疲れない」という対談を文庫本で読む。対談者は、池谷裕二糸井重里。対談自体は2002年春に行われたものだから、もう3年も前。面白い見出しが並ぶ。「生きることに慣れてはいけない」「自分に都合のいいように解釈する脳」「何歳になっても海馬の神経細胞は増えている」など。一言で言うと対話の力みたいなことにつながる内容。これも○。
酒に酔わずとも、いろんなものに酔うことができる。そう考えると楽しくなる。脳のストッパーをはずすきっかけを探す楽しみが生まれてくる。これは、いいこと。
バカボンド21巻の後ろ書き、

「相変わらずスポーツから学ぶことは多い。
「やるぞ」と挑戦する気持ちは尊いが、その気持ちが体を硬くし、自由な動きを妨げることもある。
いろいろなことに気付くことができるように、常に体は動かしていたい。
体のありように心を向けておきたい。