eiei322006-03-05

花形若手歌舞伎、猿之助十八番の内當世流小栗判官(とうりゅうおぐりばんがん)を観る。13時からの第一部だけを観るつもりだったのだが、面白く第二部のチケットを購入し、20時20分まで観る。一日国立劇場に居た。一番の見所と言われる二部の市川右近小栗判官)と笑也(照手姫)の天馬にて宙乗り相勤め申し候は、それほどでもなかった。一部の方が面白かった。その期待を背負って二部を見たせいだろうか、二部はそれほどでもなかったが、でも面白い。
この小栗判官猿之助の十八番のうちのひとつで、猿之助曰く四強とのこと。今回は、市川一門の若手歌舞伎だが、演出を猿之助が行っており、見ごたえはあるし、よくできている。一部では、二幕目の近江国堅田浦浜辺の場、二部では大詰めの熊野の湯の峯の場、そして華厳の大滝での大団円がよかった。歌舞伎は、背景と衣装のきれいさに惹かれる。ひさびさの歌舞伎。楽しんだ。
猿之助義経千本桜をまた観たい。