シアターアプル


すっごく面白かった!


鴻上尚史の企画原作・脚本演出
中村雅俊片瀬那奈塩谷瞬


今日は、見にいこうかどうか、迷ったけど1枚7,500だしな、、てな具合で観にいった。いや〜、お芝居観て元気いただきました!という感想です。楽しかった。
いろんな意味で面白かったな。席も前から5列目で見やすかったし、劇場シアターアプルもあまり広くはない劇場で、舞台がとても近く良かった。


ネタバレは、後日書き足すこととして、まず、鴻上尚史に会えるとは思わなかった。会場後、ジューススタンドでジュースをチューチュー飲んでたら、役者さんらしい人(思いっきり出演者でした)3人がギターでフォークソングを歌いだしたんですよ。開演前の時間に。えっ?ですよ。そしたら、その唄(1曲目はさらば青春)に鴻上さんが交じって歌いだしたんです。
即興の開演前ライブ?みたいに。女の子の一人は、コピー刷りの歌声歌集を1冊100円ですって、お客さんに勧めて。そこで、3曲(3曲目は翼をください)歌ってくれました。(鴻上さんは始めの1曲だけ)


で、会場内に入ったのは10分前。そしたら、もう舞台に役者さんがいるんですよ。な〜んか、何してんの?みたいに。しばらくすると、さっき歌ってた3人組も登場して、また歌いだすんです。けど、距離がちょいと離れてて、僕のところまでは聞こえないんですけど。もちろん、近くのお客さんにしか聞こえてないです。
なんだろう?と、舞台に釘付けです。まだ始まってないのに。。。


舞台には、8人くらいはいたのかな?そこにも、鴻上さんがいるんですよ。そして、開演ブザーがちょうどになりました。けど、舞台はかわらず、10分くらいして鴻上さんが、「もうちょうっと待ってくださいね。あと10分くらい。いつもは、こういうことはしないんですが。。」と話し出しました。
あっ、なんかあったんだ。役者が遅れているとかかな。なんて思いました。結構ラッキーです。


このおかげで、パンフを読む暇もなく、どんなストーリーだかの先入観もなく観劇に突入しました。ただ、舞台上には、学生服と機動隊と古いフォークソングと1969年についての説明とで、なんとなく学生運動の話なんだと思ったんですがね。いや、この先が面白かった。


こんなせりふがあります。


この国の未来、自分たちの未来、高校生の未来、ミクちゃんの未来、僕の未来。


きっといい未来になるって僕は信じてる。だから戦えるんだ。


終演後、珍しく感想を書いて渡しました。それと、鴻上さんは、出口のところでお客さんを見送ってましたね。


http://www.thirdstage.com/knet/revolution/


歌声歌集の唄

  1. いちご白書をもう一度(バンバン)
  2. どうにかなるさ(かまやつひろし
  3. 春のからっ風(泉谷しげる
  4. 春だったね(吉田拓郎
  5. サボテンの花(チューリップ)
  6. 真夜中のギター(千賀かほる
  7. さらば青春(小椋佳
  8. 東へ西へ(井上陽水
  9. さようなら(N.S.P
  10. ああ青春(トランザム
  11. たどりついたらいつも雨降り(ザ・モップス
  12. ひこうき雲荒井由美
  13. 翼をください(赤い鳥)
  14. 赤い花、白い花(赤い鳥)
  15. 僕の好きな先生(RCサクセッション)
  16. さなえちゃん(古井戸)
  17. 落陽(吉田拓郎
  18. いつか街であったなら(中村雅俊
  19. 教訓Ⅰ(加川良
  20. プカプカ(西岡恭蔵

♪歌声は世界を救う。♪歌声はおじさんを笑う。♪歌声はおばさん化する。♪歌声って楽しいね。


↑さて、何曲知ってますか?


今年8本目のお芝居でした。


ここからは3月5日の記述(ネタバレが交じります。)





舞台は2007年に始まり、1999年を振り返り、そこを舞台に移し、1969年に触れる、というようなストーリー。
主人公は山崎(中村雅俊)。山崎君は1969年高校2年生の時、安保運動の際、校庭で機動隊の催涙弾を頭に直撃し、意識を失い、長い眠りについていた、んだが、1999年に突然30年ぶりに目を覚まして、何を思ったか、高校へ復学して、、、というストーリーです。


高校では、文化祭のクラスの企画が、学校の決まりでボツにされたり、、してるところにつながっていきます。


正直、山崎君、あつい、です。


な〜んか、そこが、いいんです。観ていて。


カーテンコールには、3回こたえてくれて、3回目には、雅俊が、
「シュプレキコール!」
「お客さんありがとう!」
「はやくかえってくれ〜ぇ」
でしまりました。
そういう、雰囲気の、いい、芝居でした。
爆笑もいっぱいあったし。

もう1回観にいくことにしましたよ。