成都からラサへ

いよいよラサへ。ホテルの前。AM5:50。成都の芙養飯店には5時間ほどの滞在。

羅さんに送られてホテルへ。この車中、成都観光を終えて日本への帰国へ向かう親子と一緒になる。この後、日本人とはまったく会わなかった。
成都空港

↓離陸後の成都の風景

■Snow-capped mountains
飛行機からの風景が凄かった。雲が少なく、山々がすぐそこに見える。しばらくは雪山がそしてラサに近づくと岩肌の山々が。この景観は凄かった。これだけでも来たかいがあった!なんて思ったりした。帰りも観れると思ったのだが、帰りは雲で、雲の上に顔をだすいくつかの山が見えただけであった。



■La Sa!!!!!!
La Sa Gongga Airportには10時くらいに到着。現地ガイドさんと会い、ラサ市へ。車で約1時間。途中インドまで流れるガラ川を渡り、長いトンネルを抜ける。ガイドさん(英語です(-_-;))が車の中で説明してくれる。
高山病の注意(水飲む、ゆっくりする)と日程の確認。5泊6日のうちガイドツアーが2日間。予定では2日目と4日目なのだが、ここで3日目と4日目に変更すると言われる。ま、いいや。途中、元代の石刻仏像を案内してくれる。
何しろ、こちらの片言の英語。ガイドさんは、中国語話せるか?中国は何度目か?などを聞いてくる。初めてとこたえると、それでよくラサまで来たな、とかなりあきれてた。車中は、僕とガイドとドライバーの3人。ラサでは英語を話せるのはガイドさんくらい。ホテルではまったく通じなかった。中国語のみ。当然と言えば当然。

ホテル着後、昨夜の寝不足と高山病への恐れもあり、1時間ほど部屋でゆっくりする。ラサの標高は3650m。ま、大丈夫だろうと思っていた。個人差がかなりあるって書いてあったし。1時間ゆっくりししても、息苦しさはあまり感じない。問題は息苦しさではないことにきづいていなかった。これが大失敗につながる。
ホテルにはガイドマップはないとのことだったので、近くの本屋でラサの市中マップを購入し、街歩きへ。。。。
羅薩市旅遊地図が定価8元。西蔵自治区地図冊が12元。

3,4時間ほどジョカン、バルコル方面へ。ホテルはジョカンとポタラ宮の間に位置し、ポタラ宮まで徒歩5分くらい。とても至便な場所。
↓ホテル(西蔵天河賓館・Tian He Hotel)前の通り。宇拓路。三輪タクシーが結構走っている。

↓ジョカン(大照寺)の前

↓初ポタラ宮。ホテルから歩いてすぐなので、感動は薄まるが、けど感動!!!

この街歩きで、少し頭痛を感じるようになり、ホテルへ戻ってからは、これがひどい頭痛になる。ここからずっと!!!高山病の頭痛に苦しむことになる。。。。標高3650mしかないのに。4日目には4749mの峠を越えて4250mのヤムドク湖へ行くのに、、、である。

頭痛になんか、普段はならない。ホテルでバファリンを飲んで横になる。食欲?もちろんない。
バファリンのおかげで随分してから頭痛が消えるが。。。これ、痛みが消えただけで、症状が改善されたわけではない。高山病は、酸素が薄いよりも、気圧の変化に体の細胞が悲鳴あげるもの、だとあとあとになって気づく。

日本から持ってきたクッキーの袋がパンパンに膨れている。気圧が違うからだ。これと同じことが体の中で起こっていると思うとぞっとする。もちろん、頭痛の原因も頭の中で同じことが起こっているからなのだ。そう気づいてから痛み止めは飲まないことにした。症状の改善にはつながらないから。

ガイド本には、高山病は6時間から12時間後に発症するとある。あ、読んでいたつもりですっかり見落としていた。着後3時間くらいで普通に街歩きなんてしちゃ〜いけなかったのだ。。。。夜、さらに痛くなる。。。

ただ、このときはまだ、時間の経過とともに体がなれるものなんだと、楽観していたのだが、、、。そんなことにはならなかった。

もう、この日はホテルで安静して夜を過ごす。風呂に入ろうかとバスタブにお湯をためたら、なんか茶色いし(気のせいかな)、においもするしであきらめた。ちなみにこちらの人は風呂に入る習慣はないらしい。シャワーですと。というか、風呂に頻繁に入る習慣があるのって、日本人くらいなのかな。バスタブは半身浴ができるくらいの大きさ。足はのばせる。

歯を磨くのにもミネラルウォーターを使う。
高山病にはとにかく水を飲めとのこと(1日4L!)なので、飲む。なぜか、少し和らぐから不思議。この日はなんとか眠れた。