第2回フラメンコ・フェスティバル2013

ファルキートが急きょキャンセルとなった公演。
手にあるチケットには、Aプロ「ファルキートとラ・モネタ」、とある。

プログラムの表紙はもちろんファルキート。
プログラムの通りなら、1部ラ・モネタで1:Solea、2:Jaleo、3:Siguiriya。
2部ファルキートで、Soleaという内容であったはず。

さて、変更に伴いアナウンスされた内容は、
1部
Solea por Buleria , LA MONETA
Alegrias , JUAN DE JUAN
Siguiya , LA MONETA
Solea , JUAN DE JUAN

2部
Martinete
Alegrias
Solea
すべてFARRUCO

2部のファルーコ!素晴らしかった。
体格は兄のファルキートより肉付きがあり、落ち着いた感じ。その感じが踊りにも表れている。ファルキートほどの軽さは感じないけど、それがとてもいい。キレは血筋だなと思わせるし、踊りもそっくり。ほんとうっとり、とするほどの素晴らしいバイレ。
兄よりこのファルーコの方が日本人好みじゃないかなとも思う。
ファルーコの踊りを見ながら、ひょっとして、わざとファルキートは来なかったの?と思ってしまう。超一級のバイレが二人そろって踊るのは次でいいだろう、なんて考えたんじゃないかと勘繰ってしまった。
ファルーコの踊りは素晴らしい。来日していたら実現していた二人の競演の舞台は、想像の域を超えてしまうほどの世界になっていただろうと思う。
次は、弟のエル・カペルタが見てみたい。映画「フラメンコ・フラメンコ」から成長しているだろう。
ファルキート兄弟恐るべしだ。